2012-07-07

横浜市税の使われ方を可視化するサービスをリリースしました



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先日のGLOCOMオープンデータ活用ハッカソンの成果です.私はアイデアソンの時に税金の使われ方を可視化するチームに参加しました.このチーム,やけに行動力のあるプロフェッショナルなメンバーに恵まれ,アイデアソンの直後から,データ入手等の準備を進めました.ハッカソン当日には英国の公共支出を扱った Where does my money go? をローカライズ,横浜市の予算データのコンバート,所得控除の要素を追加して http://spending.jp を公開できました.

オープンデータの動き

今回のオープンデータ活用ハッカソン,政府のオープンデータ戦略と切り離して語る事はできません.内閣の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)は今年の6月,政府のデータは原則公開.マシンリーダブルな形式でもって公開する.と方向性を示しました.



つまり,日本の政府・官公庁・自治体が持っていたデータがこれから公開され,営利・非営利問わずあらゆる事に利用が可能になるわけです.GLOCOMが主催したオープンデータ活用アイデアソン・ハッカソンは今後も続けたいとの事だったので,spending.jpの様な取り組みは増えてくるでしょう.

Open Spending

spending.jpは横浜市の平成24年度一般会計予算を利用しました.このデータを一旦Open Spendingに投入して,Open SpendingのAPIを叩いて取得したJSONをファイルに保存して使っています.


一旦Open Spendingに投入すると,会計年度を条件にデータを取得したり,集計したりできるので便利.APIはJSONPでも叩けるので,クライアントサイドJavaScriptだけでも使えます.

spending.jpの今後

ハッカソンで作ってそのまま終り,というわけでは無く,今後も運営チームで発展させていく予定です.


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