2014-09-15

PyCon JP 2014 オープンスペースでインタラクティブプログラミングについて発表しました

PyCon JP行ってきた。話せるネタはあったものの、事前にトークセッションのプロポーザルを出してなかったのでオープンスペースで細々とやりました。



共用IPython Notebookサーバーの運用

共用のデータ分析環境としてIPython Notebookを運用する場合、適度に再起動をかけたりと、気にしなければならない事が多々ある。現在のv2系にはマルチユーザー機能が無い*1ので、自ずとノーガード戦法となり、ある程度のリスクを許容しつつの運用となるが、その中でもやれる事はやろうという話です。

インタラクティブ環境を意識したメソッドの作り

折角のインタラクティブ環境なので、動作はサクサクしていた方が良い。データロード用のショートカットメソッドなんか特にdocストリングとレスポンスタイムが重要。あと不意の事故防止。

脚注:
*1: v3系で追加予定がある

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2014-09-01

ハイパフォーマンスブラウザネットワーキング12章「HTTP 2.0」

社内のハイパフォーマンスブラウザネットワーキング勉強会、12章「HTTP 2.0」の担当をしたのですが、現在の仕様(draft 14)と異なる点がいくつかあったので資料にしました。



大きな所はヘッダ圧縮の手法として紹介されていた「ヘッダの差分だけ送る」という所が無くなった点かな。

 サーバープッシュのインパクト

アプリケーションエンジニア目線だと実際の工数にインパクトがありそうなのはサーバープッシュだろうか。リソースの優先ロード、遅延ロードといった処理をブラウザと通信プロトコルが受け持ってくれれば、アプリケーションの開発者はその分楽ができて良い。画像のbase64インライン化やJSファイルの結合といった処理も、modpagespeedの様なミドルウェアにまかせるアプローチに徐々に移行していくかもしれない。

中間装置まわりの話

普段は意識していない所なので中間装置がどうといった話はイメージがつかみにくい。例えばTLSの終端がHTTP/2の終端なのかどうか、例えばロードバランサの中はもうHTTP1.1となるのか、あたりは疑問が残ったのでまた調べようと思う。

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